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iPhoneでトリプルSIMを試してみた|メリット・デメリット・おすすめの組み合わせは?
格安SIMを取り扱う会社もいつの間にか30社を超え、1台のスマートフォンで2枚のSIMが使えるデュアルSIMにしている人も珍しくありません。
かく言う私もデュアルSIMにしているのですが、「トリプルSIMってできるのかな?使い勝手とか料金とかどうなんだろう?」と疑問に思ったので早速試してみました。
- 正直デュアルSIMで充分!
- 回線の切り替えが面倒
- SIMの組み合わせ次第でデュアルSIMより通信費は節約になるかも
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【月10GBくらい使う人向け】デュアルSIMの組み合わせのコツとおすすめの組み合わせをまとめてみた
トリプルSIM対応のスマートフォン
トリプルSIMに対応している機種はまだまだ少ないのが現状です。
現在トリプルSIMに対応している機種は以下の通りです。
iPhone
iPhone 14シリーズ
iPhone 15シリーズ
Android
OPPO Reno10 Pro
OPPO Reno9 A
OPPO Reno7 A
OPPO Reno5 A(SIMフリー版)
トリプルSIMの組み合わせのほとんどは物理SIM(SIMカード) 1枚/eSIM 2枚になります。
物理SIMを2枚入れられる機種もありますが、microSDカードが入れられなくなる等のデメリットがあることを頭に入れておきましょう。
iPhoneの場合、eSIMのインストール自体は8個以上可能
参考 iPhoneのeSIMについて
さすがにそれは使いこなせそうにないな・・・
トリプルSIMのメリット
3つもSIMを契約するなんて通信費が高くなるだけじゃないの??と思う人も多いかもしれませんね。
まずはトリプルSIMのメリットを見ていきましょう。
用途別にSIMの使い分けができる
通話用のSIM、データ通信専用のSIM、維持費の安いSIM…というように好みや用途別にSIMを使い分けることができます。
格安SIMはサービスによって料金も使用できるデータの容量もさまざまです。
自分にピッタリのサービス内容をカスタマイズできるのがトリプルSIMの醍醐味と言えるでしょう。
通信障害に備えられる
3つのSIMをすべて違う回線にしておけば、仮に1つの回線で通信障害が起きても他のSIMに切り替えて使うことができます。
記憶に新しい2022年7月のauの大規模通信障害のようなことが今後も起こらないとは限りません。
と書いている間にSoftbankでも通信障害が発生しました(2023/11/18)・・・
日本は地震や台風などの災害が多い国です。
それに伴って通信障害も起きやすくなります。
回線を分けることでリスクを減らせるのは良いことですよね!
料金が安くなる
SIMの組み合わせによっては通信費の節約にも繋がります。
シングルSIM・デュアルSIMよりも安くなる可能性は割と高いのでシミュレーションしてみましょう。
トリプルSIMのデメリット
もちろん良いことだけではありません。
デメリットもしっかり把握しておきましょう。
3台同時のスタンバイができない
2023年11月現在、トリプルスタンバイのできる機種はありません。
トリプルスタンバイとは?
SIMの切り替えなしに電話を受けられる状態のこと。
トリプルSIMではSIM①と②をスタンバイ状態にしておくことはできますが、SIM③を使いたい時には①か②のいずれかをOFFにする必要があります。
手動で切り替えをしなければならないのが地味に面倒なのです。
電話番号を3つ持ちたいという人には不便な仕様になっています。
バッテリー消費が多くなる?
データSIMと音声SIMを分けると1枚のSIMで通信をしている時より2倍の電波を探している状態になりバッテリー消費量が多くなると言われています。
とは言え、最近のスマートフォンの性能は上がっているのであまり気にしなくて良い部分です。
体感的にはバッテリーの減りが早くなったとは思わないかな~
時間帯によっては速度の遅いSIMもある
キャリアから回線を借りているMVNOのSIMは時間帯によってかなり遅いこともあります。
特に回線が混雑するお昼休みの時間帯は下り1Mbpsも出ませんでした。
メインで使う回線はキャリアの格安プランやサブブランドにしておくのをおすすめします。
メリット | デメリット | |
povo | 基本料金0円のトッピング制 | ギガの使用期限が30日と中途半端 |
UQモバイル | 自宅セット割等の割引がある | 自宅セット割の対象外だとあまり安くない |
ahamo | 20GB+5分間通話無料の1プラン | 低容量プランがない |
LINEMO | キャンペーンが多い | ドコモに比べて5G通信エリアが狭い |
Y!mobile | 低容量~大容量プランがある | 他の格安SIMより月額料金が高め |
楽天モバイル | ポイント還元が多くiPhoneが安く買える | 比較的新しいキャリアなので通信が不安定なこともある |
楽天×povo×IIJmioでトリプルSIMにしてみた
- 楽天モバイル(通話料無料/3GBまで1,078円)
- povo(基本料金0円)
- IIJmio(データ専用/ギガプラン月5GB/データ繰り越しあり/660円)
月のデータ使用量が10GB未満になることが多いのでこの組み合わせにしてみました。
使用回線もすべて異なっているため通信障害対策もバッチリ。
トリプルSIM運用方法
①povoは常にオン、発信時は楽天Linkを利用して通話料0円にする
②月初めはIIJmioでデータ通信
③IIJmioのデータを使い切ったら楽天に切り替えて3GBまでに抑える
これで約4ヶ月運用中です。
トリプルSIM運用結果:メリット編
デュアルSIMからトリプルSIMにしたメリットを紹介します。
楽天×povoのデュアルSIM利用時より通信費を下げることに成功
結論から言うと、1ヶ月あたり440円の節約になりました。
楽天モバイルでは3GB以上20GBまでは2,178円で利用できてこれでも充分安いのですが、トリプルSIMにしたことで更に安くなりました!
通信障害対策バッチリ
今のところ恩恵は受けていませんが、仮に通信障害が起きても心配のない回線の組み合わせになっています。
各社のデメリットを打ち消し合う安定した組み合わせ
IIJmioの通信速度の遅さは楽天でカバーして、1日だけがっつりギガを使う日はpovoのデータ無制限トッピングを購入して、電話代がかからないように楽天Linkからの発信をして・・・
というように状況に応じてSIMを使い分けることができます。
トリプルSIM運用結果:デメリット編
トリプルSIMを運用してみて感じたデメリットを紹介します。
12時〜13時頃のIIJmioの通信速度がかなり遅い
IIJmioに限ったことではありませんが、MVNOではお昼休み頃の時間帯の通信速度が落ちる傾向があります。
実際に速度を測ってみました。
どれだけ待っても上り速度が測定できないこともありました。
かと思えば爆速になったりして、かなり通信速度に波があるのが特徴です。
ここまで遅いとストリーミング再生の音楽サービスの利用や漫画アプリ、Instagram等の画像や動画の表示・再生はほとんどできません。
メイン回線はMVNOじゃなくてキャリアの格安プランやサブブランドにしておいたほうが良い理由ってのがコレ。
とはいえ、普通に使える時間帯の方が多いので昼の時間だけ他の回線を使えば何と言うこともありません。
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電話をかける時にいちいち回線の切り替えをしなければならない
楽天Linkからの発信だと通話料がかからないので活用していますが、楽天のSIMをオフにしていることも多く、回線切り替えの手間がかかります。
難しい作業ではありませんが、地味に面倒くさいのです…。
うっかりpovoから発信しちゃうこともたまにある…
楽天のデータ使用量が3GBを超えないように気をつけないといけない
楽天のデータ使用量が3GBを超えると、1,078円から2,178円に料金が跳ね上がります。
それを防ぎたくてトリプルSIMに替えたのですが、案外3GBってすぐ使っちゃうんですよ。
ギガ、大丈夫かな??って頻繁に確認するのがなかなか面倒なのです。
povoを常時スタンバイにしておかなければならない
メイン番号がpovoに紐づいているので、通信はしなくても常時スタンバイにしておかなければなりません。
しかもpovoには留守電機能がないので楽天と紐づけておけばよかったかな~と後悔中です。
結論、デュアルSIMで充分
たしかにSIMの組み合わせ次第では安くなりますが、3枚同時スタンバイができない以上回線切り替えの手間を考えるとたいした得にはならないのかな…というのが本音です。
とは言え、自分に合った組み合わせを考えるのはなかなか楽しいので試してみてください。